ロミオ&ジュリエット

舞台観てからだいぶ経ってしまいました。だいぶ記憶も薄れてきましたが思い出しつつ書いてみます。
私が観たのはロミオが城田優、ジュリエットがフランク莉奈のペアです。大きい二人は見た目にとてもバランスが取れていてきれいでした。フランク莉奈はまだ高校生ということでとても初々しく嫌味がなく、素直でとても好感が持てました。歌声も純粋さが声に現れているような感じ。城田優はちょっとナイーブな青年で、役柄的に押し出しが強くないということで、前に観たエリザベートのトートのときの城田優とはずいぶんと印象が違いました。何をやっても同じという演技じゃない役者であるところが好感持てました。
歌がどれもパワーがあって鳥肌がたつことが多かったのですが、とくに涼風真世大鳥れいが一緒に歌うところは大迫力で鳥肌たちまくりでした。涼風真世はしばらくぶりだったのですが、以前よりも全然「女性」の歌声が出るようになっていて、男役の影をあまり感じさせず、すばらしいなーと思いました。
宝塚版は観ていないけど、宝塚版では天使ダンサーと死のダンサーが居たそうですね。東宝版では死のダンサーだけなので、どんな感じだったのかなーと思いますが、この「死のダンサー」がすばらしくて、かなり目を釘付けにされました。中島周と大貫勇輔のWキャストで私が行った日は大貫勇輔。中島周はバレエダンサーで大貫勇輔はジャズやバレエなどのダンサーってことで、なんとなく中島周じゃなくて残念とか思いながらだったんですけど、中島周がどんなにすごいかはわからないけど大貫勇輔すごかったですよー。バレエダンサーって言ってもまったく違和感ないくらいにそういう雰囲気があって、すごい身体能力があって、場面場面の雰囲気を彼のダンスで変えていっているといっても過言ではないくらい。気味が悪い役でもあるんだけど、できるならもう一度見たいです。
有名な「エメ」の歌はやっぱりいつまでも耳に残りました。質の高いミュージカルを観たという感覚でした。とにかく歌える役者が多かったです。