クリスティアン・ツィマーマン

さっきNHK教育の芸術劇場でクリスティアン・ツィマーマンのピアノリサイタルの録画中継がありました。半年ほどまえにこの人が弾いたラフマニノフピアノ協奏曲第1番&第2番のCDを友達にプレゼントしたんですが私は聴いたことがなく、どんな演奏をする人なのかなぁと興味がありました。
彼は今年50歳になるポーランド人。白髪に蝶ネクタイで演奏する姿がなんともキチッとしていて好感が持てます。しかもなかなか渋いハンサムなおじさまです。演奏はというと、非常に正確で音がものすごく澄んでいました。正確というとイコールつまらない演奏と思いがちですが、そうじゃなかった。聴いてるとドキドキしてくるんです。来日時のチケットは即日完売するそうですが納得です。すごいです。今日聴いたベートーベンの「悲愴」は今まで聴いた演奏者のなかで一番でした。そのあとラヴェルとかガーシュウィンも弾きましたが、この3人の曲はタイプが全然違うのでこの曲はこんな風に演奏するんだぁみたいな楽しみもありました。
あー、たまには大きなホールで生のピアノ演奏を聞きたいなぁ。芸術の秋だもんね。