はじめて見た雑誌

パピルス」(発行元:幻冬舎)で安田顕さんのエッセイ「北海道室蘭市本町一丁目四十六番地」の連載が始まりました。隔月刊のこの雑誌の存在を知りませんでした。大きな本屋に行けばあるかと思って探してみたらなくって、地元の駅前の小さな本屋にフラッと入ったらありました(笑)。
室蘭出身の安田さんが室蘭について書いていくエッセイなんでしょうかね。第一回はお父さんの話でした。室蘭は鉄鋼の町なんだそうで、安田さんのお父さんも鉄にかかわるお仕事「溶接工」をしていたそうです。鉄で栄えた町の多くは産業が廃れてしまいましたが室蘭もそうなんでしょうね。人の親の話を読みながら自分の親のことに思いを馳せてしまいました。とても昭和の香りのする内容でした。親に対して年をとったなぁという印象を持つのは親が弱った様子を見せるようになった頃からなんですね。みんな同じなんですね。懐かしいような寂しいようなあったかいような、そんなエッセイでした。

papyrus (パピルス) 2008年 08月号 [雑誌]

papyrus (パピルス) 2008年 08月号 [雑誌]