ミュージカル「陰陽師」

さて、先週は金曜の夜に新国立劇場中劇場で陰陽師のミュージカルを見てきました。これってたぶん、以前観たなんとかblueとかいう鬼と人間の戦いを描いたミュージカルの系列です。出演者も同じ人がちらほら。陰陽師三兄弟の長男が和泉洋平、次男加藤和樹、三男細貝圭。振り付けは上島雪夫氏です。震災の影響もあってかうしろのほうの席は3列ほどまるまる空席でしたが舞台は熱かったです。牛若丸とか弁慶とか安倍のなにがしとか、歴史の記憶がよみがえってくるようなストーリーでした。加藤和樹くんは頬がこけていました。舞台が過酷だったのかな。でもカリスマ性は健在。
そして特筆すべきはリカちゃん(紫吹淳)。男のようだったり女のようだったり、声もめまぐるしく変化して、舞いもとても美しくて、とにかく異彩を放っていました。宝塚以外でこんなに特殊な役が来るなんてすごく恵まれてるし、リカちゃんだからこそできた役でした。あらためてリカちゃんのダンスが抜群にうまいことがわかりました。いいもの見たぞ!って感じでした。