春のような一日

きのうの金曜日、東京は20度以上の気温になり、ポカポカと春のような初夏のような一日でした。久々に歯医者に行かなきゃいけなくなり憂鬱な気分で休みをとり午前中は治療に行っておりました。でも本格的な治療は次回からということになりあっけなく終了。さてこのあとどうしようかと思案。午後から出社する。スポーツクラブで運動して温泉施設でゆっくりする。小田原へ行く。江ノ島方面へ行く。などなど考えたのですが、どれもそれほど気乗りせず。そこで思い出したのが、先日春日井静奈さんがブログで紹介していた駒場東大前のパン屋さんです。数日前会社帰りに行ったら閉店時間前に閉まっていて買えなかったのです。今日なら買えるぞ!と思い立ち、行ってみました。昼過ぎに着き、無事に買うことができました。メゾンカイザー系の職人さんのお店だそうでパイなんかはとても見た目にカイザーっぽかったです。そしてパンを買ったあと、線路をはさんだところにある駒場野公園に行ってみました。いつも電車から入り口が見えるのですが入るのは初めて。お昼を食べている人もチラホラでしたが花とかは咲いておらずちょっとさみしい感じ。そこで今度はまた線路を渡って、駒場公園に行ってみました。そこには無料で入れる「旧前田侯邸」があるのです。たしか土日祝しか入れなかったよなーと思いながら歩いていくと、案内看板に「開館:水〜日、祝祭日」とありました。やった!入れる!と思ってウキウキ歩いていきました。徒歩10分ほどあるのですが退屈はしませんでした。というのもそこまでの住宅街がすごいんです。高級住宅街!なんですね。知らなかった。しかもわりとせまい道の両側にとくに塀などの目隠しもあまりない住宅が多数。ヨーロピアン調、カントリー調、近代建築調など、とても個性があふれているんです。たぶん敷地自体はそれほど広くはないと思うのですが、それぞれにこだわりがあって素敵でした。

こちらが前田侯爵邸の洋館です。隣の和館と渡り廊下で繋がっています(渡り廊下は入れません)。和館はおもてなしのイベント的なときにしか使われていなかったそうでそれほど大きくはありませんが、日本庭園が素敵でした。洋館はロの字型になっていてとても広かったです。ぐるぐるしているうちにわからなくなって同じ部屋をまた見てしまったりしました。二部屋だけ和室がありましたがほかは全て洋室。バルコニーが広くて目の前の駒場公園を眺められるようになっていました。昭和4年に建てられたこのお屋敷は加賀百万石の当主だった前田利為侯爵駒場邸宅跡だそうです。平日のため訪れる人も少なく、のんびり見て回れました。

こちらが駒場東大前の「ル・ルソール」で買ってきたパンです。右側のパイがとてもおいしかったです。洋梨フィリングと表面のカラメリゼ具合が絶品の280円。左のカスタードクリームパンが160円。ほかにセミハードパンも買ってきました。ちょっとお高いけどこのパイはまた買いたいと思わせるおいしさでした。