大浦みずきさん死去

宝塚歌劇団花組のトップスターで、退団後はミュージカルを中心に女優として活躍した大浦みずき(おおうら・みずき、本名阪田なつめ=さかた・なつめ)さんが14日午前7時、肺がんのため、東京都内の病院で死去した。53歳だった。

私がはじめて宝塚の舞台を生で観たのがなつめさんがトップときの『ロマノフの宝石』と『ジタン・デ・ジタン』でした。これを観て惹きこまれてしまったことから私の宝塚観劇が始まったんです。あの頃は各組の特色がハッキリとしていて、花組は「ダンスの花組」と言われていました。本当に華々しくって、トップ路線の男役がうなるほど居て、すごく魅力的な組でした。そのトップで輝いていたなつめさん。いまでもその姿が脳裏に焼き付いています。こんなに早く逝ってしまうなんて思ってもいませんでした。心よりご冥福をお祈りします。